「北が弾道ミサイル発射」…青瓦台NSCが確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.26 08:38
北朝鮮が25日、短距離弾道ミサイルを東海(トンヘ、日本名・日本海)に試験発射した。中国とロシアが東海上での合同訓練で韓国防空識別圏(KADIZ)に無断進入し、ロシア軍用機が独島(ドクト、日本名・竹島)領空を侵犯してから2日後のことだ。合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日午前5時34分と5時57分、咸鏡南道虎島(ホド)半島からミサイル2発を東海に発射した。ともに移動式発射台(TEL)から発射された。1発目は最大高度50-60キロの弾道軌跡を描いて430キロ飛行し、2発目は似た高度で690キロ飛んだ。この日の発射は5月9日に平安北道亀城(クソン)から「北朝鮮版イスカンデル」で呼ばれるKN-23短距離弾道ミサイル(SRBM)を発射してから77日ぶり、米朝首脳が板門店(パンムンジョム)で会ってから25日後の挑発だ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長がこの日開いた国家安全保障会議(NSC)常任委員会は、北朝鮮がこの日発射したミサイルを「新しい種類の短距離弾道ミサイル」と結論づけた。NSCは「今後、韓米間の精密評価で最終判断することにした」とし、このように伝えた。5月9日の北朝鮮の短距離ミサイル発射以降、NSCが「弾道ミサイル」という表現を使ったのは初めて。