韓経:長期戦に備えるサムスン電子…国産フッ化水素のテストに着手
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.18 08:29
サムスン電子やSKハイニックスなど韓国半導体企業が核心素材の国産化と調達先多角化を本格的に始めた。韓国素材企業と中国・台湾企業の製品をテストし、「日本産素材の代替の可能性」を調べている。経済界では日本政府の輸出規制が長期化するという見方があり、韓国企業が素材の国産化・多角化に死活をかけているという分析が出ている。こうした動きが海外メディアを通じて日本に伝えられ、現地ではサムスン電子とSKハイニックスの「脱日本戦略」に対する懸念も強まっていることが分かった。
◆中国工場でも製品試験
関連業界によると、サムスン電子とSKハイニックスは国内企業が生産したフッ化水素(エッチングガス)の品質をテストしている。国内企業が中国や台湾などから核心原料を輸入した後、これを加工した製品がテスト対象という。フッ化水素は半導体工程で回路に基づいた「食刻」と、食刻後に不純物を除去する「洗浄」の工程に使われる。半導体微細工程の核心素材であるため、これまで韓国企業は純度99.999%以上の製品をステラケミファなど日本企業から主に調達してきた。