韓経:【社説】溝深まる韓日間感情悪化がさらに大きな問題だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.15 09:53
日本政府が韓国に対して一方的な経済報復措置を発動したことに続き、露骨に韓国政府を無視する攻勢まで繰り広げている。12日、東京で日本の輸出規制措置をめぐり開かれた韓日政府の実務会議は二国間葛藤が「心理戦」に広がっているということを見せた。日本側は会議場所を壊れた機資材が転がる倉庫に決め、水一杯ももてなさないなどあらゆる欠礼を犯した。会議が終わった後にも「韓国側から(規制の)撤回の要求がなかった」など関係のない発言で一貫して韓国の感情を刺激した。
日本が韓国政府をこのように軽視する態度にはそれなりの計算があるだろう。「強い日本」を掲げた安倍晋三政権であるから「韓国馴らし」を見せるのは支持層の結集など政治的に好材料という判断が働いたかもしれない。国際外交舞台で韓国政府よりかたく築いたネットワークが「底力」になってくれるだろうという判断も欠かせたわけがない。一言でいうと「力の優位」に基づいてこの機会に韓国に圧力をかけてみようといった総合的な計算のもとに緻密なシナリオで韓国政府と国民を刺激していると見るべきだろう。