韓経:「対日特使」カードを悩む青瓦台
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.12 10:41
日本の経済報復措置を打開するために本格的な国際世論戦に入った青瓦台(チョンワデ、大統領府)が「対日特使」カードをめぐりジレンマに陥った。
青瓦台核心関係者は11日、記者団と会い、対日特使派遣の可能性について「具体的に水面上に上がってくるほどになれば話せる」としながら「今はこれ以上確認できることはない」とした。これまで「特使を論じる段階ではない」と明らかにしていたが、それに比べるとやや進展した発言という評価だ。李洛淵(イ・ナギョン)首相も10日、国会の対政府質問で「公開するのは難しいが、外交的努力がさまざまな方面で行われている」と答えた。
対日特使の派遣に関心が傾いている理由は、韓日外交ラインが本来の役割を果たせずにいるためだ。与党の核心関係者は「韓日外交ルートが本来の役割を果たせないでいるのは、一日二日のことではない」とし「青瓦台国家安保室第2次長の経験がある南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使も、文在寅(ムン・ジェイン)政府の中心人物だが、日本との接触に非常に苦労していると承知している」とした。