米中・韓日衝突と韓国の選択-韓半島平和作り理事長の歓迎挨拶全文(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.12 08:56
皆さん、米中衝突という巨大な波が押し寄せて北核危機解決が遅滞している状況で、私たちの前に韓日衝突という思わぬ伏兵まで現れました。これは韓国が北東アジアで3重の外交危機に直面していることを意味します。サムスン電子とSKハイニックスを狙った日本の半導体材料輸出規制事態は深刻です。日本と密着協力をしても十分とは言えない局面なのに、逆に不和に陥ることは四面楚歌の状況を意味します。韓日関係の浮沈は昨日今日のことではありませんが、外交政策に投じる資産が豊かでない現実で、私たちの心配は大きくならざるを得ません。
皆さん、火事が起きたらまずは火を消すために一致協力しなければなりません。火が私たちを襲えば、その被害は与野党と保守・進歩を問わず無差別に皆がかぶることになるためです。今が底とは言いますが、ここで火を消さなければ地下1階、2階、3階に降りていく可能性もあります。文在寅大統領はたとえ気乗りがしなくても、手遅れになる前に安倍首相と会って虚心坦壊に話をして解決しなくてはなりません。政府はすべての力を動員して両首脳が会えるように環境を整えなくてはなりません。火が全てを焼き尽くした後に後悔しても、何の意味もありません。
しかし、今何の追加の動きもなく首脳会談を要求すれば実現の可能性がありません。周知のように、今回の事態の核心は日帝下の強制徴用被害者賠償問題です。何かしら徴用問題に関連した好循環の動きを作り出し、首脳会談を推進しなければなりません。