NYT「北核凍結説」 ビーガン氏「完ぺきな推測」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.03 08:47
米国政府が北朝鮮との核交渉をめぐって核凍結水準で妥協できる案を準備中というニューヨークタイムズ(NYT)の先月30日付の報道に対して韓米両国が強く否認した。ドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の先月30日の板門店(パンムンジョム)会談以降、米朝が非核化実務交渉を再開することで合意した後の報道だった。NYTの報道通りに米国政府が非核化の目標を「核凍結」に合わせる場合、北朝鮮を事実上核保有国と認定することになる。
ジョン・ボルトン国家安保会議(NSC)補佐官は1日(現地時間)、ツイッターを通じて「NSC関係者や私自身の中で誰もこれを議論したり聞いたりしたことがない」と否認した。ボルトン補佐官は「これは大統領を身動きできないようにしようとする誰かの非難すべき試み」として「責任を負わせる必要がある」と話した。これに先立ち、スティーブン・ビーガン国務省対北朝鮮特別代表もNYTに「完ぺきな推測」と反論した。
関連事情に明るい韓国の外交消息筋も2日「韓国だけでなく米国の対北交渉チームも核凍結協議案の提示を全く念頭に置いていない」と報道を強く否認した。彼は「北朝鮮の完全な非核化という大枠で凍結が1次関門になり得るが、これはあくまでも中間地点で最終目標は完全な非核化」と再確認した。