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韓国外交部長官「慰安婦の苦痛はまだ終わっていない…生存者中心のアプローチ法取る」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.02 16:52
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韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は2日、「韓国の多くの年若い少女と女性がいわゆる慰安婦という美名の下に第2次世界大戦当時に大きな苦痛を受けた」とし「被害者の痛みと苦痛はまだ終わっていない」と強調した。

康長官はこの日午前、ソウルロッテホテルで開かれた「第1回女性と共にする平和国際会議」の開会の挨拶で「国連安保理決議1325号が採択されて以来、紛争下の性暴力起訴や有罪判決が続いている」と述べた。

 
紛争下の性暴力問題は2000年国連安保理で決議1325号が採択された以来、国際社会の主要な議題になった。1990年代、ボスニアやルワンダなどで大規模に発生した組織的強姦を契機に採択された。武力紛争地域における女性に対する性暴力保護措置および女性の平和維持活動への参加拡大の要求などを骨子としている。

康長官は「このような多くの進展にも性暴力犯罪は多くの紛争地域で強行され、現場と規範の間には間隙が存在している」とし「韓国も多くの少女と女性が第2次世界大戦当時に大きな苦痛を受けた」と言及した。

また、康長官は慰安婦問題に関連して「韓国政府に生存者中心のアプローチ法が不足している点を認める」とし「歴史的真実に基づいた正義の実現に生存者中心のアプローチ法を取っていく」と明らかにした。

あわせて「慰安婦被害者の声に耳を傾け、名誉と尊厳性を回復するお手伝いをし、現世代が教訓を学べるように努力したい」と付け加えた。

今回の会議は韓国政府が紛争下の性暴力に関する国際議論を主導するために開催した初めての国際会議だ。外交部は昨年6月、「女性と共にする平和(Action with Women and Peace)」の発足を宣言し、紛争地域の女性のための開発協力事業と女性・平和・安保国際会議開催を推進した。

この日の開会式には内戦中に性暴行を受けた女性を治療した功労で昨年ノーベル平和賞を受賞したデニス・ムクウェゲ博士とプラミラ・パッテン国連事務総長特別代表(紛争下の性暴力分野)が基調演説を行った。

ムクウェゲ博士は「女性たちはたびたび羞恥と烙印への恐れのために犯罪を隠さなければならなかった。このような状況は加害者に有利だが被害者は一生苦痛を受けることになった」とし「慰安婦被害者も同じ場合だった」と話した。

続いて「慰安婦被害者が支持を受ける方式は世界のすべての国々と共同体のための良い方法」としながら「他の被害者にインスピレーションの源泉を提供した彼女たちの勇気に拍手を送る」と伝えた。

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    ソウル鍾路区(チョンノグ)駐韓日本大使館の前にある「平和の少女像」(写真=中央フォト)
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