「6・25は北の侵略…犠牲の中心に米国」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.25 08:25
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓国戦争(朝鮮戦争)69周年を翌日に控えた24日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で参戦有功者と遺族の計182人を招請した席で「韓国戦争は悲痛の歴史だが、北の侵略を克服したことで大韓民国の正体性(アイデンティティ)を守った」とし「戦争の惨禍を乗り越えようとする努力が今日の大韓民国の発展を実現させた」と述べた。
文大統領が就任後の公式行事で韓国戦争の侵略の主体を北朝鮮と規定したのは今回が初めて。6日の顕忠日(戦没者追悼日)の発言が招いた理念論争を収拾し、統合のメッセージを強調するためだ。文大統領は当時、越北の履歴がある金元鳳(キム・ウォンボン)を国軍のルーツと述べ、歴史論争を呼んだ。北欧歴訪中だった14日(現地時間)にはスウェーデンで演説し、「5000年の歴史で南北はどの国も侵略したことがない」と述べ、野党が反発した。