【コラム】解決法のない韓日葛藤の解決法(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.25 07:09
「『韓国のない日本』『日本のない韓国』を考える時になったようだという話をよく聞きます」。東アジア研究院(EAI)理事長を務める河英善(ハ・ヨンソン)ソウル大学名誉教授が記者に伝えた日本国際政治学界の最近の雰囲気だ。「韓国と一緒にやっていくよりも、むしろ中国と一緒にやっていったほうがいい」と話す人々もいるという。河教授は「韓国が日本を容赦できず、日本が反省できない以上、韓日葛藤は決して短期間で終わる問題ではない」と語る。もしかしたら米中葛藤より長引く可能性があるということだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)参加のために今週日本を訪問するが、「手ぶら訪日」になる可能性が高まっている。議長国・日本の安倍晋三首相は忙しい日程を言い訳に、文大統領との個別会談に難色を示した。会議場で偶然に遭遇する形で少しの間会うことができるかもしれないが、別途に時間を作る考えはないということだ。最後まで見守る必要はあるが、現在としては韓日会談は不発になる可能性が高そうにみえる。韓国大統領が外国に行ってその国の首脳に会えずに帰ってくる状況は明らかに正常ではない。