北朝鮮木造船、3日間も韓国領海に…哨戒機接近も発見できず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.19 15:35
15日に江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)港に入った北朝鮮の木造船は、12日に北方限界線(NLL)を越えたことが確認された。3日間も韓国領海を航海したが、軍当局はこれを発見できなかったということだ。
軍関係者は19日、「北の木造船の船員4人を取り調べた結果、9日に咸鏡北道(ハムギョンブクド)鏡城(キョンソン)で出港したことが分かった」と伝えた。鏡城は清津市(チョンジンシ)の南側の郡。木造船は長さ10メートル、幅2.5メートル、重さ1.8トンで、28馬力のエンジンを搭載していた。北朝鮮船員4人はこの小さな木造船で鏡城から三陟まで直線距離で500キロを航海した。
4人は漁労作業をするように装い、機会をうかがって12日にNLLを越えた。13日午前6時、鬱陵島(ウルルンド)の北東56キロまで行き、同日午後8時ごろ気象悪化で漂流した。最も近い陸地に向かうことを決めた4人は江原道に船首を向けた。