韓国軍は「漂流」というが…北朝鮮漁船は夜明けを待った「待機亡命」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.19 14:09
15日に江原道三陟(サムチョク)港に入った北朝鮮漁船は機関の故障でなく亡命が目的だったという状況が確認されている。夜間に海岸に入れば軍の対応射撃が懸念されるため海上で機関を停止させて夜明けを待ったという点、埠頭に降りた北朝鮮住民が脱北した親戚に連絡するために住民に携帯電話を借りようとした点が明らかになった。
これは、2015年に北朝鮮兵が軍事境界線(MDL)を越えて亡命をする際、非武装地帯(DMZ)で夜明けを待った「待機亡命」「ノック亡命」事例と似ているという指摘が出ている。当時、この北朝鮮兵は夜中に北朝鮮側の鉄柵を通過した後、暗闇の中で韓国軍GP(非武装地帯の監視所)付近の丘まで接近し、夜が明けるまで待機して亡命した。