韓国、外国人観光客100万人時代…観光警察隊が大きな役割
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.14 16:32
10日午後3時ごろ、ソウル市龍山(ヨンサン)区のオフィステル(オフィス兼住居)。ソウル観光警察隊の違法宿泊業取り締まりの真っ最中だった。560世帯余りのオフィステルは観光名所として挙げられる南山(ナムサン)・明洞(ミョンドン)などに近い。そのため一部の所有者が外国人観光客を相手に宿泊業を行っている。現行の公衆衛生管理法上の違法行為が宿泊共有サイトを通じて堂々と予約まで行われているという。
実際、このオフィステルの地下の郵便受けには「玄関用カードキー」が発見された。しばらくしてフランス人Aさん(55)が旅行用スーツケースを引いて郵便受けに向かってきた。警察はAさんが慌てないように身分を明かし、違法宿泊施設の取り締まり状況を説明した。Aさんは捜査にはかなり協力的だった。宿泊共有サイトを介して3泊4日の日程で予約した(200ユーロ、約2万4000円)と述べた。
ソウル観光警察隊のイ・へウォン隊長は「いざ入室しようとすると追加料金を要求したり、突然予約を一方的にキャンセルしてしまう場合が相次ぎ、未申告の宿泊業を取り締まっている」と述べた。昨年、ソウルだけで303件摘発された。