米沿岸警備隊、太平洋を渡って南シナ海へ…中国「主権への挑戦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.14 09:26
貿易葛藤から始まった米中衝突が今では火薬のにおいまで漂う危険な状況に向かっている。米沿岸警備隊(USCG)所属の艦艇が太平洋を渡って南シナ海まで進出する予定であり、この水域での「主権死守」を叫ぶ中国と正面からぶつかる可能性が高まっている。
中国環球時報は13日、米ブルームバーグ通信などを引用し、米沿岸警備隊の太平洋地域司令官リンダ・フェーガン中将の11日の発言を伝えた。フェーガン司令官はこの日、フィリピン・マニラで開かれた電話会議で「米沿岸警備隊は今後、南シナ海で自国の経済水域を守ろうとする小さな国を支援する」とし「米海軍第7艦隊を支援するために西太平洋に配備された沿岸警備隊所属の『バーソルフ』と『ストラットン』を南シナ海に投入する」と明らかにした。フェーガン司令官は「該当紛争水域で米同盟国の主権を強化するのに役に立つ」と強調した。これに対し環球時報は「中国が南シナ海で持っている主権と管轄権に対する挑戦」と主張して対抗した。