【噴水台】金大中・李姫鎬政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.13 15:44
タイトルを見て首をかしげる人がいるかもしれない。金大中(キム・デジュン)元大統領夫婦と60年苦楽とともにした東橋洞(トンギョドン)系の韓和甲(ハン・ファカプ)元議員が一昨日に李姫鎬(イ・ヒホ)夫人の焼香所で話した言葉だ。韓氏は「(李夫人の)YWCAの先輩たちが涙を流して『大切な人生をそのようなみすぼらしい人に捧げようとするのか』と言って(金大中との結婚を)引き止めたが、李夫人が『この方は私の助けが必要な方だ。私がその方のそばにいてこそ助けてあげることができる』と言った」とし「金大統領の誕生は李夫人の内助と同志愛の結実」と話した。2人の共同政府とまで言う理由だった。献辞だ。だが、一定部分では真実も含まれている。
実のところ、大統領制の下で大統領の夫人は一種の「制度」だ。自身が非常に重要な政治的人物だ。場合によっては大統領に次いで2番目に強い人と見なされる。大統領としての上昇、大統領の決定・政策に相当な影響力を及ぼすことができるためだ。ところがそのやり方は私的だ。「こうだった」という伝言とともに、力の強度が観察されるだけだ。