2週間で89カ国…習近平は「友軍確保」外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.12 08:40
中国の習近平国家主席が28~29日に日本の大阪で開かれる主要20カ国(G20)首脳会議でトランプ米大統領との会談を控え、「勢力拡大」次元の総力外交を展開している。7日に中国の最も強固な後ろ盾とされるロシア訪問を終え帰国した習主席は帰国5日後の12日から5日間の日程で中央アジア諸国を攻略するための歴訪に出る。12日から14日までキルギスタンを訪問し首都ビシュケクで開かれる上海協力機構首脳会議に出席する。2001年に中国とロシアの主導で始まった上海協力機構は現在インドとパキスタンも加入し参加国は8カ国に増えた。
世界の人口の44%に当たる人口31億人の巨大地域協議体に成長した上海協力機構は米国と貿易戦争を行っている中国に力を与える「ビシュケク宣言」を発表するものと観測される。先月開かれた上海協力機構外相会議ですでに米国の一方主義を糾弾した。
中国の王毅外相は当時「貿易摩擦に対する中国の立場と関連し各国外相から理解と支持を得た」と明らかにした。今回の上海協力機構首脳会議では米国の保護主義と一方主義を狙った、より強力な声明が出ると予想される。