中国人行商人の買い占めがあだに…中国で存在感失う韓国化粧品
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.10 07:55
中国で韓国化粧品の存在感が低下している。ユーロモニターが9日に発表した昨年の中国の生活用品を含む化粧品市場規模とブランド別シェアによると、アモーレパシフィックやLG生活健康など韓国の主要化粧品ブランドは10位圏に入ることができなかった。
アモーレパシフィックの「イニスフリー」が1.1%で17位、ラネージュが0.6%で37位に入り、LG生活健康後は0.5%で46位となった。「ドフー(后)」のシェアを中国の全化粧品市場に代入すれば売り上げは約3億1000万ドル水準だ。ドフーは昨年単一ブランドとしては韓国で初めて売り上げ2兆ウォンを突破し歴史を新たに書いた。中国の行商人が客の80%を占める市内免税店だけで1兆ウォン以上売れ、習近平国家主席夫人の彭麗媛氏も購入したという。
しかしうわさと違い中国化粧品市場の壁は万里の長城ほどに高かった。ユーロモニターのステファニー・ヤオ中国首席研究員は「Kビューティーはいまさまざまな挑戦に直面している。職人精神に基盤を置いた日本の化粧品は高品質と技術力を基に中国の消費者を攻略している。欧州ブランドはすでにプレミアム市場で優位を占めている」と話した。また「チャイナビューティー(Cビューティー)は中国伝統漢方を利用した製品力と自然親和的なイメージ、グローバルブランドより合理的な価格を掲げて躍進している。いくつかのCビューティーブランドは若い層をつかまえるためにKビューティーを模倣したりもする」と話した。その上で「最近の両国間の政治的な緊張感もKビューティーのパフォーマンスに影響を及ぼした」と付け加えた。