補助金障壁に屈服? 現代車が中国産バッテリー搭載へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.03 15:46
中国市場で苦戦している現代自動車が中国で今年発売予定の電気自動車「コナ(Kona)・エレクトリック」(中国名ENCINO)に中国産バッテリーを搭載することにした。ENCINOに搭載されるバッテリーは自動車用バッテリー世界市場シェア1位のCATLの製品だ。
今まで現代車はLG化学が生産したバッテリーを電気自動車に搭載してきた。品質が優れているうえ、研究・開発(R&D)段階で仕様を要求しやすいからだ。国内向けはもちろん米輸出用電気自動車にもLG化学のバッテリーを搭載した。しかし中国が補助金差別で韓国産バッテリーの市場参入を防ぎ、この壁を乗り越えられなかったというのが自動車業界の評価だ。
中国は2017年から韓国産電気自動車バッテリーを補助金支給対象から除外する方式で市場参入を阻止している。年初に発表された中国工業情報化省の電気自動車補助金支給対象発表でも韓国産バッテリーを使用した車は含まれなかった。先月、LG化学のバッテリーが搭載された東風ルノー電気自動車4モデルとサムスンSDIバッテリーが搭載された重慶金康の自動車電気自動車1モデルが補助金支給前の段階である形式承認対象に含まれたが、結局は脱落した。