韓国型ロケット「ヌリ」のエンジン、レゴのように精密組立
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.21 14:20
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16日、慶尚南道昌原のハンファエアロスペース工場で75トン級韓国型ロケットKSLV-2を作業者2人が手で組み立てている。(写真=ハンファエアロスペース)
「熟練者1、2人がついて最初から最後まで『レゴ』を組み立てるように作業します。エンジン一つを完成するのに3、4カ月はかかります」。
16日、慶尚南道昌原(チャンウォン)のハンファエアロスペース事業場。防音・防湿・防塵警告ボードが設置された工場の中では、作業者4、5人が長さ5メートルにのぼるロケットエンジン2、3基の前で作業中だった。スマートフォンカメラのカメラにセキュリティーステッカーを付けて入ったロケット「ヌリ」のエンジン工場の内部は予想外の姿だった。先端ロケットを作る先端ロボット工場という予想は外れた。ハンファエアロスペースのキム・ジョンハン液体エンジン開発組立担当(次長)は「ロボットでは難しい方式で組み立てるため」と説明した。韓国型ロケット「ヌリ」の外部には無数のケーブルと絶縁体、センサーが複雑に絡んでいた。機械組立ができない分野という説明に納得した。
この事業場は韓国唯一のガスタービン航空エンジン開発のゆりかごだ。1994年にF-16戦闘機のエンジンを組み立ててから20余年が過ぎた2015年、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)とエンジン国際共同開発事業契約を締結した。現在は11万4000坪規模の事業場で次世代航空エンジンリープ(LEAP)部品が製作され、輸出されている。技術のない組立下請け企業から全世界にエンジン部品を開発して売る事業場に変わった。