ポン・ジュノ監督作『Parasite』、韓国映画9年ぶりにカンヌで受賞するだろうか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.16 09:30
ジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画『The Dead Don’t Die』を皮切りに、第72回カンヌ映画祭がフランス南部都市カンヌで12日間始まった。この映画は14日(現地時間)開幕作であり公式競争作として上映された。俳優ビル・マーレイ、女優セレーナ・ゴメス、女優ティルダ・スウィントンなど出演俳優・女優が監督とともにレッドカーペットを輝かせた。
ジャームッシュ監督は1984年『ストレンジャー・ザン・パラダイス』で新人監督に与えられるエキュメニック賞を受け、カンヌと長い縁を結んできた米国の独立映画界スター監督。今回の新作は熱狂的な好評の雰囲気ではないようだ。米国雑誌「ハリウッド・リポーター」は「3分を超えない起立拍手とともに曖昧な反応を得た」と伝えた。英国日刊紙「ガーディアン」は5つ星の満点で3つ星をつけた。
これを含んで今年のパルム・ドールを競う競争作は合わせて21本。韓国映画ではポン・ジュノ監督の『Parasite(寄生虫)』が上がっている。俳優ソン・ガンホと俳優イ・ソンギュンなどが主役を演じたこの映画は、経済状況が全く違う2つの家族の物語。家長(ソン・ガンホ)をはじめ家族全員が失業状態である家の長男(チェ・ウシク)がIT企業代表(イ・ソンギュン)の家に高額の家庭教師として面接を受けに行くことから始まる話だ。カンヌ現地で21日、初めて公開される予定だ。ポン監督が競争部門に招待されたのは2年前、ネットフリックス映画『オクジャ/okja』に続き2番目。2010年イ・チャンドン監督が『ポエトリー アグネスの詩』で脚本賞を受けてから9年ぶりに韓国映画が賞を受けることができるか期待が集まっている。