北朝鮮「韓国、仲裁者の役割にこだわればさらに困り果てるだろう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.07 08:24
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は4日、江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)でミサイル訓練を見守った後、金野江(クムヤガン)発電所を現地指導した。対外的な武力示威と経済回復に向けた歩みを一日で消化した。北朝鮮の対外宣伝メディアであるわが民族同士は6日「韓国当局がずっとつまらない『仲裁者』の役割にこだわれば自身らの境遇をより困らせるだけ」と主張した。米国と韓国、国際社会を相手にした金正恩委員長の次のステップは何だろうか。
韓国の前職政府高位当局者はこの日「北朝鮮が官営メディアを通じて公開する写真・演説にはそれなりのメッセージを含んでいる」として「『国際社会が阻止してきた弾道ミサイルを打ち上げたがどうだ』という意味に見られる」と話した。
金委員長が先月17日、国防科学院を訪問した時は試験発射した兵器(戦術誘導兵器)の写真を公開しなかった。しかし、4日、ミサイルと推定できる写真を4枚(労働新聞)も公開したのは米国などに向かって今度は短距離だが中・長距離ミサイル挑発も可能だという脅威になり得るということだ。したがって、米国など国際社会が北朝鮮への圧力を強化する場合、北朝鮮がさらなる軍事挑発に出る可能性があるという懸念の声が高まっている。