韓国LG化学「EV用バッテリーの核心技術盗まれた」 米国でSKイノベーションを提訴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.30 15:12
韓国の電気自動車用バッテリー企業2社が法廷で正面対立することになった。LG化学が自動車バッテリーの核心技術を窃取した疑惑に対し、SKイノベーションを提訴した。SKイノベーションは「状況を把握中」としながら慎重な立場を出した。
LG化学は29日(現地時間)、米国国際貿易委員会(ITC)にSKイノベーションを「営業秘密(Trade Secrets)侵害」で提訴したと明らかにした。SKイノベーションの電池事業米国法人があるデラウェア州地裁には営業秘密侵害禁止および損害賠償請求訴訟を提起した。
LG化学が米国で訴訟を起こした理由は2つあると分析される。ITCと裁判所の証拠開示手続き(Discovery)と懲罰的損害賠償のためだ。証拠開示手続きは正式弁論に入る前に訴訟当事者が情報や資料を提出・公開する法的義務をいう。証拠隠蔽が難しく、これに違反すれば訴訟結果にも影響が及ぶ。韓国でも文書提出命令が受け入れられれば証拠を提出しなければならないが、米国の証拠開示手続きのほうがずっと強力だというのが法曹界の見方だ。もう一つは韓国裁判所と比較して重い懲罰的損害賠償制度だ。