【時視各角】働き先の代わりに現金をばらまく雇用政権=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.19 15:09
「人生は圧迫を受けながら生きるものだ」というような言葉があったと思うが、最近の韓国の姿がまさにこのような感じだ。特に負債から来る圧力が歴代級だ。20~30代の新入社員のうち、半分が平均3500万ウォン(約344万円)程度の負債と共に社会生活をスタートするという統計が公表された。深刻なことはレバレッジと名称まで変えて呼ぶ借金の増加スピードが光の速度に追いつきつつあるという点だ。借金で借金を返すという悪循環が続くからだ。
「借金をして家を買え」と言って負債者を量産した前政府の積弊のせいだと今の政府はこき下ろす。だが、ポピュリズム政策を次々と繰り出す現政権の国の借金中毒もそれに劣らない。2010年の教育長選挙が目に見える出発点だ。当時野党だった民主党は無償給食、無償保育、無償医療、半額登録料という「3無1半」で台風を作って味をしめた。その後は我も我もと油を注ぎながら参入し、今となっては選挙戦は福祉ポピュリズムの火の海だ。