釜山市、強制徴用労働者像を撤去…市民団体が反発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.13 09:56
釜山市(プサンシ)が12日、東区草梁洞(チョリャンドン)の鄭撥(チョンバル)将軍銅像付近に設置された強制徴用労働者像(労働者像)を強制撤去したことについて「造形物設置のための法的手続きを履行していない不法造形物設置に対して行政措置を避けらない状況だった」と説明した。
市はこの日、公務員と重装備を動員して労働者像を撤去した行政代執行の後、報道資料で「歴史の痛みを記憶し、真実を究明しようという委員会の努力には何度か誠意をもって共感の意を表した」とし、このように明らかにした。続いて「平和な合意を通じて合理的な案を見いだせず公権力を動員することになった部分について、労働者像建立委と市民に遺憾の意を伝える」と付け加えた。
また釜山市は「建立委と市民の安全を保護し、物理的な被害を最小化するため、電撃的に行政代執行を施行するしかないことについて、改めて建立委側と市民の理解をお願いする」とし「市は労働者像建立委、東区庁などとの持続的な協議を通じて解決策を見いだすために努力する。該当造形物の設置場所を決めるために公論化の過程を提示した市の提案は依然として有効」と伝えた。