【時論】「観光庁」新設して観光革新の新たな局面を開け=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.10 09:08
「観光は世界3大輸出産業の一つだ。就職誘発係数が製造業の2倍を超えるだけでなく、外国人観光客が韓国製品を購入するようにさせる機会だ」。仁川(インチョン)慶源斎(キョンウォンジェ)で2日に開かれた拡大観光戦略会議で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこのように強調した。李洛淵(イ・ナギョン)首相と13の観光関連中央部署長・次官、地方自治体副団体長、観光関連機関および学界代表、国会議員や企業家まで出席した。観光産業の比重を示した行事だった。
2022年までに観光客2300万人、雇用96万件創出を目標に、国際観光都市と観光拠点都市の育成、国別マーケティング強化、ビザ発行改善などを含めた大韓民国観光革新戦略も発表した。戦略の実現性はともかく、途方もない国家的関心だけでも歓迎を受けてしかるべきだが、いざ観光産業の現場の反応はすっきりしない。宿泊客のいない「あき缶ホテル」が続出するほど沈滞した観光産業が、今回の戦略発表で活気を取り戻すことができるならどれほど良いだろう。だが、K-POPと非武装地帯(DMZ)平和観光を除けば革新も代案もない、ただ過去の資料のつぎはぎだという酷評まで聞こえる。