【グローバルアイ】テレビが消えても災害放送するNHK
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.09 06:40
昨年9月6日明け方、震度7の強震が北海道を襲った。地域の火力発電所が地震で打撃を受けると、一瞬にして北海道全域への電気供給がストップする「ブラックアウト」が発生した。自社発電施設を稼働したNHKは直ちに災害放送体制に入った。ところでNHKアナウンサーの異例の呼び掛けに耳がピンと立った。
「今から伝える情報を被害地域にいる方々に伝えてください」
北海道の住民たちは「ブラックアウト」でテレビをつけることができないので、他の地域にいる人々がSNSや携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)で情報を伝えてほしいということだった。災害放送は被害地域住民を対象にするという常識を破った発想だった。