【社説】大規模な山火事でも遅い特報、本当に公営放送か=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.04.06 11:39
大規模な山火事が発生した江原道(カンウォンド)高城郡(コソングン)と束草(ソクチョ)・江陵(カンヌン)・東海(トンヘ)市、麟蹄郡(インジェグン)の一円に昨日、「国家災難事態」が宣言された。4、5日に約4000人が緊急避難するほどの状況だった。特に「植木日」に山林525万平方メートルが焼失した。そうでなくても太陽光発電をするとして過去3年間の232万本の木が切られたが、今回の山火事でソウルの汝矣島(ヨイド)の面積(290万平方メートル)より広いサッカー場(7140平方メートル)745個分の山林が一瞬にして消えた。大きな火はひとまず消えたが、政府と災難当局、地上波放送の遅い対応を目にした国民の不安は続いている。
4日午後7時17分ごろ山火事が発生すると、消防庁は当日午後9時44分に江原道火災対応水準を第2段階から最高レベルの第3段階に引き上げた。火災対応第1段階は局地的事態、第2段階は市・道境界を越える範囲、第3段階は全国的水準である場合に発令する。