米情報筋「韓米合同軍事演習の縮小、シャナハン国防長官代行が主導」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.05 09:27
韓米海兵隊が毎年春に実施してきた双竜訓練など合同軍事演習の規模を縮小する動きの裏にはシャナハン米国防長官代行の影響があると、米国側の外交筋が4日伝えた。この情報筋は「一部では韓国政府が要請して規模が縮小されたという話があるが、実際はシャナハン長官代行が主導したと聞いている」とし「シャナハン長官代行が、訓練の規模を減らして費用を抑えることを望むトランプ大統領の意中を読み取って行動したと理解している」と伝えた。
双竜訓練はトクスリ訓練(Foal Eagle=FE)の一環として毎年春に行われてきた。奇数年には韓国軍を中心に行われ、偶数年には大規模な米軍兵力が参加するのが慣例だ。ところが2017年には奇数年にもかかわらず米第3海兵機動軍隷下1個連隊が浦項(ポハン)で韓国海兵隊と大規模な合同軍事演習を実施した。今年は慣例に基づき韓国軍単独で行われた。問題は来年だ。偶数年の来年は双龍訓練が米海兵隊の韓国内訓練プログラム「KMEP」(Korea Marine Exercise Program、大隊級訓練)に吸収される可能性が高まった。韓米国防長官が合同軍事演習と訓練を調整し、連帯級以上の訓練を別々に、大隊級以下の訓練は韓米合同でするという原則を定めたからだ。これに関し国防部のチェ・ヒョンス報道官は先月4日の記者会見で、「双竜訓練も(今後は)単独訓練と理解すればよいのか」という記者の質問に対し、「可能性はあるが、現在まで決まっていることはない。決定すればその時に発表する」と答えた。