韓経:【社説】岐路に立つ韓国の自動車産業…労使の大決断が切実だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.04 10:30
1-3月期の韓国の自動車生産台数が金融危機当時の2009年1-3月期以降で最低水準の95万4908台に落ちたという。韓国の自動車産業危機論はきのうやきょう出てきた話ではない。だが最近現れたいくつかの兆候はその危機がすでにあごの下まで近づいたのではないかと考えさせられる。韓国の生産台数急減に続き現代自動車の国内工場が昨年44年ぶりに赤字を出したという事実は衝撃的だ。現代自動車は海外部門と関連会社などを除いた韓国工場基盤事業で600億ウォン近い営業損失を記録した。1974年の証券市場上場後初めてだ。
現代自動車は毎年国内工場で2兆~4兆ウォンほどを稼いだ。通貨危機と金融危機の時さえ国内工場では1兆ウォン前後の利益を上げた。そんな韓国工場すら損失に転じたというのは韓国の自動車業界トップの「ベースキャンプ」が揺らいでいるという話だ。「労組リスク」にともなう慢性的な高コスト低効率構造に輸入車攻勢などで国内販売が大きく揺らいだ結果だ。