【社説】勉強をあきらめる生徒を量産する韓国の教育…国の責任放棄だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.02 13:15
教室で眠っている生徒が多い。韓国の教育行政家・教師・生徒がすべて知っている望ましくない現実だ。保護者は知らないかもしれない。しかし自分の子どもは違うはずという考えは虚しい現実否定である可能性が高い。韓国の生徒が外国の中学・高校に留学して驚くことの一つが授業時間に眠る生徒がほとんどいないという点だ。すべての生徒が勉強に熱心というわけではないが、堂々と机にうつ伏せになる生徒、そのような姿を見ながらも「授業を妨害するよりかは眠る方がまし」という態度で放置する教師はほとんど見られない。「どこか具合が悪いのか」と尋ねるのが普通だ。
退屈な説明中心の授業、夜まで続く私教育による睡眠不足など、生徒が眠気に襲われるいくつかの理由がある。このように簡単には変えにくい現実の問題があるが、基礎実力不足で授業についていけない生徒が勉強をあきらめてうつ伏せになれば、それは違う次元の問題だ。基礎学力は公教育が必ず責任を負わなければいけない「国民教育」だ。