「トランプ大統領、金委員長にすべての核兵器引き渡しを要求」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.01 10:07
2月末にベトナム・ハノイで2回目の米朝首脳会談が開催された当時、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・;ジョンウン)国務委員長に渡したという、いわゆる「ビッグディール」文書の内容が公開され、「トランプ式非核化」の概念が表れている。
米国が北朝鮮に出した非核化請求書は予想以上に精巧で緻密だった。非核化のロードマップはもちろん、非核化対象が一目瞭然に提示された。寧辺(ヨンビョン)核施設だけを答案用紙として持っていった北朝鮮としては到底受け入れがたいものだったという評価が出ている。結果的に非核化に対する米朝間の隔たりがあまりにも大きく、これを狭める過程が容易ではないため、交渉が長期化するという見方も出ている。
ロイター通信は先月29日(現地時間)、トランプ大統領がハノイ首脳会談の席で金委員長に渡した文書には「核兵器と核爆弾燃料を米国に引き渡す」という要求が含まれていたと報じた。ロイターが入手した英文の文書によると、米国は核兵器・核燃料のほかにも「北朝鮮の核施設と生物・化学戦争プログラム、弾道ミサイル、発射台、関連施設の完全な解体」を北朝鮮に要求した。