再度延期されたグローバルホーク導入…焦り深まる韓国軍
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.31 11:55
今年上半期に予定されていた高高度無人偵察機グローバルホーク1号機の導入が3カ月近く延期されたことが確認された。昨年に予定されていた導入日程は年をまたいでいたがさらに延期されたのだ。戦時作戦統制権転換検証を目前に控えグローバルホークの保有が急がれる韓国軍当局は焦りが深まっている。
防衛事業庁などが31日に明らかにしたところによると、韓国空軍は5月末に計画されていたグローバルホーク1号機導入日程を8月に遅らせた。防衛産業分野の消息筋は「米国のメーカー側が2月にEO/IRセンサーの問題のため標的イメージが乱れる現象が見つかったと通知してきた。装備のハードウェア異常ではなくソフトウェアの問題とされる」と話した。衛星装備をアップグレードする過程で問題が発生し、米国で計画していた試験飛行が3カ月ほどずれ込み、自然に1号機導入日程も先延ばしされた。
同消息筋は「韓国が購入することにしている残り3機の導入日程に変動はないだろう」と強調した。7月初めに予定された2号機は8月末に引き渡されるが、3・4号機は既存スケジュール通りにそれぞれ9月初めと9月末に引き渡される予定だ。別の軍関係者は「メーカーから深刻な問題ではないとの説明を受けた。9月までに配備するという計画には影響を及ぼさないとみている」と話した。