「性接待疑惑」などで警察の捜査を受けているグループＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）の元メンバーＶ．Ｉ（ヴィアイ、本名イ・スンヒョン）さん（２９）がメディアに送ったショートメッセージサービス（ＳＭＳ）が２３日、公開された。ＳＢＳ時事教養番組『それが知りたい』を通じてだ。この日の放送はＶ．Ｉさんが社内理事を務めていたソウル江南（カンナム）クラブ「バーニング・サン」関連の各種疑惑を集中的に扱った。

放送によると、Ｖ．Ｉさんは取材要請をする制作スタッフに３４２字（空白含む）に達するＳＭＳメッセージを送った。

Ｖ．Ｉさんは「話をする立場ではない」としながらも「今回のことは犯罪に点火された犯罪だと考える。個人の携帯電話情報を無断に流出・利用し、それを公益情報提供だとすり替えて世論を同調させ、無名弁護士が本人が（国民）権益委員会に情報提供したとインタビューを受けた」と話した。

続いて「権益委は情報提供者を保護する場所だが情報提供者が出てきてインタビューをする様子、そして芸能部記者がＳＢＳのメインニュースに出演して資料の出処を正確に明らかにさえせず本人の出世のために事実の確認なく報道した」と主張した。

Ｖ．Ｉさんは「会社に所属しているので自由に弁論したりメディアに対応したり『違うものは違う、正しいものは正しい』と言ったりすることができる力がないことを知って、ある程度悪用しなかったかと思う」と説明した。

Ｖ．Ｉさんが送ったＳＭＳメッセージは論争の発端となったＶ．Ｉさんと歌手チョン・ジュニョンさん（３０）らがやり取りしたカカオトーク（メッセンジャーアプリ）のチャット内容流出経緯に言及したものとみられる。

放送ではＶ．ＩさんがこのＳＭＳメッセージをいつＳＢＳに送ったのかは公開されなかった。ただし、Ｖ．Ｉさんが「会社に所属している」と述べた点から今月１３日以前のものと推定される。１３日はＢＩＧＢＡＮＧ所属事務所であるＹＧエンターテインメントがＶ．Ｉさんと専属契約を終了したと明らかにした日だ。Ｖ．Ｉさんはこれに先立って２日前の１１日、芸能界からの引退とＢＩＧＢＡＮＧ脱退の意思を明らかにした。

一方、Ｖ．Ｉさんは２３日に公開されたある日刊紙とインタビューでは性売買あっ旋など自身をめぐるすべての疑惑を否定した。Ｖ．Ｉさんは「（警察の）捜査を誠実に受けている」とし「捜査の結果が出るまで国民が怒りを鎮めて冷静な視線で判断してくれると非常にありがたいと思う」と話した。