マレーシアを国賓訪問中の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１３日、同国のマハティール首相と首脳会談を行い、年内妥結を目標に両国間の自由貿易協定（ＦＴＡ）を推進すること

に合意した。

両首脳はこの日両国間の互恵的な貿易・投資を拡大するための制度的枠組みが必要だということで一致した。これに向けＦＴＡ妥当性共同研究をした後に交渉を加速し年末に開催される韓国と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の特別首脳会議に合わせ交渉妥結を宣言できるよう努力することにした。

両首脳は両国間の友好協力関係を未来指向的に深化・発展させ、韓半島（朝鮮半島）と域内の平和と共生繁栄に向けた協力案も深く議論した。マハティール首相は韓国政府の韓半島平和プロセスに対する支持も約束した。

文大統領はマレーシアの「東方政策」と韓国政府が推進中の「新南方政策」の調和を通じ両国国民が体感できる実質的な協力成果を作り出そうと提案した。

マハティール首相も「今後具体的な協力を拡大していくことを期待する」と前向きな姿勢を見せた。両首脳は会談後、▽製造業▽交通▽スマートシティ▽ハラルなどの産業協力に向けた４件の了解覚書に共同署名した。