【社説】韓国、北東アジアの除け者にならないよう米国との「政策すれ違い」に警戒を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.12 08:46
最近、ワシントン外交界では「このままだと韓米首脳会談も難しい」という冷笑的な言葉が出ているという。韓米同盟関係が次第に深刻化しているという傍証だ。ベトナム・ハノイの2回目の米朝首脳会談後、韓米の政策方向がすれ違っている状況のためだ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の不十分な非核化方案を確認した米国の対北制裁は不動の姿勢で、さらに強化される兆しも感知されている。それでも文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「(核心制裁対象である)金剛山(クムガンサン)観光と開城(ケソン)工業団地の再開を米国と協議する」としながら米国とは逆行する立場を示してきた。
ついにジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は一昨日、「北朝鮮に対していかなる幻想(illusions)も持っていない」として、最近の北朝鮮の核物質生産とミサイル活動に対して警戒した。ボルトン補佐官は「東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場の復旧動向と関連して北朝鮮側と議論があったか」という質問に「知っているものはない。ただし、韓国が北朝鮮と話をした可能性はある」とし、同盟国である韓国を疑うようなニュアンスの発言もした。これまで友好的だった米議会からですら「韓国が(「月に向かって銃を撃つ」、つまり実現できないとても大きな夢を意味する)『shooting for the Moon』外交をしようとしているのでは」という冷笑が出てきていて懸念が大きい。