【グローバルアイ】韓日政権の問題点と副作用…代案のない野党たち
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.08 07:10
「まだ若いのに、飛行機にたくさん乗ってるね」。2000年代初め、航空機チケットに印刷された搭乗回数を見た先輩がこう言った。「場外集会を付いて回ったところ国内マイレージだけが増えた」と説明していたことが思い出される。嘘ではなかった。出入処のハンナラ党(自由韓国党の前身)が野党に転落した1998~2000年、釜山(プサン)へ大邱(テグ)へと場外集会に頻繁について回った。
「金大中(キム・デジュン、DJ)政権国政破綻糾弾」「言論の自由抹殺糾弾」「政策失敗糾弾」という題名がつけられた集会だった。事務総長は「ない野党の運営に背中が曲がる」と不満を言い、メディアは「地域感情に火をつける」と批判したが、その時代にはそれが政治だった。自称他称「DJ狙撃手」たちの勢いが盛り上がると李会昌(イ・フェチャン)総裁はチョー・ヨンピルのようにいつも終盤でマイクを握った。雄弁調の演説が今でも鮮明に思い出される。