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【コラム】『極限職業』より極限的な韓国の自営業者の現実

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.18 08:41
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「これまでこんな味はなかった。これはカルビなのか、鶏の丸焼きなのか」。俳優リュ・スンリョンのおどけてとぼける演技に1400万人の観客が笑った。2019年初めての観客1千万人動員映画で歴代コメディ映画興行1位に上がった『極限職業』だ。16日までで1418万人の観客を動員し歴代韓国映画興行2位を目前にしている。

映画では麻薬取り締まり班の刑事が何の準備も技術もなく創業したチキン店がおいしい店として大人気となった。一気に価格を2倍以上に上げても客が押し寄せ店は足の踏み場もない。全国500万人の自営業者には夢のような成功ストーリーだ。

 
だが現実はこの半分にも満たない話だ。実際にほとんどのチキン店の主人にとっては出るのは溜め息ばかりだ。賃貸料、人件費、材料費などの費用は上がり続けるのに売り上げは減少するかそうでなければ足踏みだ。手軽な創業アイテムであるだけに競争はますます激しくなる。

どの学校を出ようと、どんな職に就こうと、リタイアすれば結局チキン店を始めるという 「起承転チキン店」という言葉は韓国社会におなじみの風景になって久しい。

映画の中で成功の秘訣は偶然の連続だ。偶然の機会にチキンをおいしく揚げる才能を発見し、偶然に作った付けダレが旋風的な人気を呼び、偶然に店に寄って食べたお客が口コミで広げる。

しかし自営業者の現実的な悩みは徹底的に避ける。映画では創業前に絶対に必要な市場調査や商圏分析のような準備はまったくない。材料購入先確保や調理方法研究、配達動線把握のような生存のディテールも見られない。もし映画でなく『ペク・ジョンウォンの路地裏食堂』だったらペク・ジョンウォン氏は叱り飛ばし「こんなやり方ではだめです」と言っただろう。

最近自営業者の最大の苦悩のひとつである最低賃金引き上げに対する問題意識もまったくない。映画の中でチキン店の主人は料理長と調理補助、サービス、出前スタッフの人件費を心配しない。スタッフの人件費を自分の財布から出す必要がないためだ。スタッフの本当の身分は公務員(警察)であり、彼らの月給は政府が支給する。

もちろん映画は映画にすぎないという話も正しい。だがその一言ですべてを理解しやり過ごすには現実の自営業者の悩みはとても大きく深い。

映画の最後の決闘場面の一言には共感する人たちが少なくないだろう。「君は小商工人をよく知らないみたいだが、私たちはみんな命を賭けてやっている」。きょうも多くの自営業者と小商工人は「戦争」のような競争の現場で生き残るために躍起になっている。

チュ・ジョンワン/金融チーム長

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