【BOOK】「一食もおろそかにするな」…日本の伝説的美食家・北大路魯山人の美食論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.01 10:13
日本の芸術家であり伝説的な美食家、北大路魯山人(1883-1959)が生前に残した美食論、飲食論のうち最も重要な部分を集めた本が韓国で初めて出版された。ハックルベリーブックスの飲食エッセイ『無妥協美食家』だ。
『無妥協美食家』で魯山人は「人生は一度だけなので一日三食のうち一食もおろそかにしないという気持ちで徹底して生きなければいけない」と強調する。この言葉は彼が70年間の美食人生を歩みながら確立した無妥協美食哲学の基礎となる。「味」にこだわる魯山人を日本では「現代日本料理の原点を創造した人物」と評価している。
魯山人がいう真の美食とは「食材が持つ自然そのものの味を楽しむこと」であり、正しい「料理」とは「食材本来の味」を生かすことだ。味の90%は食材という。