<アジア杯>日本vsカタール 決勝の観戦ポイントは?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.31 10:52
アジアカップを眺める韓国のサッカーファンには気が抜ける決勝戦になってしまった。59年ぶりの優勝に期待をかけていた韓国が予想より早く舞台から消え、アジアカップは「他人の祭り」になってしまった。とはいえ、日本がイランを3-0で制圧し、シャビ・エルナンデスを除いてほとんど予想できなかったカタールの決勝進出で、興味深い舞台が演出された。
2月1日に優勝をかけて対戦する日本とカタールはともに自国開催の「ビッグ大会」を控えている。日本は2020東京オリンピック(五輪)を、カタールは2022ワールドカップ(W杯)を開催するため、自国で好成績を出そうと力を注いでいる。東京五輪男子サッカー優勝を目指す日本は森保一監督がA代表とU-23(23歳以下)代表(五輪代表)を掛け持ってチームづくりをしているところだ。世代交代も積極的に進めている。韓国のファンがよく知る日本代表の「主軸」、本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)、香川真司(ボルシア・ドルトムント)、岡崎慎司(レスター・シティ)がすべて抜けた。森保監督は昨年開催された20188ジャカルタ・アジア競技大会でも「東京五輪の準備」という名目で、オーバーエージを使わず21歳以下の選手でチームを構成し、決勝に進出した。
カタールも2020W杯に向けて早くから準備している。帰化選手を集め、年齢別代表チームを順に経て組織力を高めた選手でA代表チームを構成した。現在のA代表チームの指揮官フェリックス・サンチェス監督も似た過程を踏んだ。サンチェス監督は2013年からカタールU-19、U-20、U-23代表チームを経て、2017年にA代表チームの指揮棒を握った。選手の把握はもちろん、サッカースタイルを築くのに十分な時間を使った。高い組織力と攻守両面で見せた安定感を土台に6試合を16得点・無失点という驚くべき成績で決勝に進出し、アジアサッカー界に旋風を起こしている。「ビッグ大会」を準備中の両チームのうちどちらが優勝をつかむかが注目される。