韓国、半導体以外はすべて生産性後退…投資・雇用不振には理由があった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.22 08:29
韓国経済成長エンジンだった主力製造業が2000年代に入り突破口を探せずにいる。21日、西江(ソガン)大学「革新と競争研究センター(CRIC)」のホ・ジョン-パク・ジョンス研究チームが、2002年以降の国内10大主力産業の付加価値・雇用・労働生産性・輸出増加率を分析した結果、4項目すべてで最近5年間(2012~2017年)で急激に悪化したことが分かった。研究チームは自動車・自動車部品・造船・機械・鉄鋼・化学・製油・携帯電話・ディスプレイ・半導体など10大主力産業のうち、半導体を除くすべての業種でこのような現象が観察されると分析した。
まず、主力産業付加価値増加率は2007~2012年の年平均6.2%から最近5年間では-0.3%に下落した。資本と労働を投じても得られる利益がますます減ったという意味だ。10大主力産業を除く残りの産業の同期間の付加価値増加率は3.9%から2.5%に下落したことと比較すると、主力産業の下落幅のほうが大きかった。
産業別で見ると、韓国経済を支えてきた携帯電話(-15.3%)・自動車(-3.9%)・ディスプレイ(-1.3%)業種ですら最近5年間でマイナスを記録した。この指標が5%を超えて健在ぶりを示した業種は半導体(11.9%)ただ一つだった。これさえも、昨年10-12月期サムスン電子が「アーニングショック」を記録するなど、今後の半導体景気の鈍化を考慮すると今後も健在だという保障はないという診断だ。