韓経:韓国を狙った安倍首相の「外交の矢」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.17 10:12
日本で最も尊敬される政治家には吉田茂元首相が最初に挙げられる。敗戦後の日本復興を導いた人物で、第45代から5回も首相を務めた。正統外交官僚出身の吉田元首相は敵だった米国を日本の血盟に変えた第一の貢献者だ。日本には元外相の首相が多い。戦後から今まで(第45-96代)、元外相が首相になったケースは計17回にのぼる。3回に1回は外交トップが内閣を率いたということだ。
海洋国家の日本は反強制的な近代化の中で外交の力に目を向けた。1853年にペリー提督の黒船が日本沖に登場した時、日本人は片言の英語で彼らの歓心を買った。黒船は一発も砲撃せず日本と和親条約を結んだ。米国は隣国の朝鮮にも同じ公式があてはまると信じたはずだ。しかし1871年、江華島(カンファド)に外交の場はなかった。辛未洋擾と呼ばれる戦闘で朝鮮将兵は死を辞さなかった。その後、朝鮮は鎖国の道に、日本は開化の道に入った。