【社説】「究極目標は米国民の安全」…韓国の安保はどうなるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.15 09:34
2回目の米朝首脳会談が差し迫っているというシグナルがあふれる中で北朝鮮の非核化と関連し、懸念の兆しが出ている。ポンペオ米国務長官が米朝交渉と関連し、「究極的目標は米国民の安全」と述べたのが代表的だ。「米国民に対する危険をどうすれば減らしていけるかに関し進展している」としてこのように話したが、韓国の安保と直結した問題であり韓国としては緊張感を持って注視せざるをえない。
ポンペオ長官の発言が心配なのは、北朝鮮の核交渉の重心が完全な非核化から米本土を脅かす大陸間弾道ミサイル(ICBM)除去にシフトするのではないかとの解釈を生んでいるためだ。「完全な非核化に到達しなければならない」と付け加えたが、傍点は米国の安全に付けられたというのが専門家らの分析だ。