チームUSA・侍ジャパン「国ポン」通して宝物を作り出した日米、韓国は…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.03 15:31
2009年4月4日『国家代表!?』という映画が公開された。題名だけ見てもスポーツ映画だった。ところが題材はサッカーや野球のような人気種目ではなかった。冬季オリンピック(五輪)を開催した今でさえ、なじみが薄いスキージャンプだった。
当時スキージャンプは昨年2月の平昌(ピョンチャン)でのカーリングのように、メダル圏にあったわけでもなかった。そのためこの映画はスキージャンプの競技力や勝負での成功が主題ではなかった。映画は一度挫折した人物の再挑戦、母の国に帰ってきて母国のぬくもりを訪ね歩く養子縁組のストーリーに焦点が合わせられている。
題材は国家代表という象徴的な自負心を描いて観客の心を動かした。映画はヒットした。歴代の韓国スポーツ映画の中で最高興行記録を更新した。観客は800万人を動員し、興行収入はおよそ600億ウォン(約56億円)を記録した。