韓国、平沢基地移転費9兆ウォン投入も…トランプ大統領は考慮せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.02 10:37
トランプ米大統領が「韓国は毎年、在韓米軍費用として6億ドル(約6600億ウォン)しか出していない」と述べたことに対し、韓国外交安保当局者は「いったい誰がこのような数字をインプットしたのだろうか」という反応を見せている。トランプ大統領は参謀に「在韓米軍の駐留費用は(年間)35億ドルだが、韓国は6億ドルしか出していない」と述べ、韓国が負担する防衛費分担金を6億ドルの倍に増やすよう関連部処に指示したという。韓国政府にもこうした立場が伝えられた。
しかし「駐留費用35億ドル」という数値はもちろん、韓国が出しているという「6億ドル」も事実でない。公式的に韓国が昨年提供した防衛費分担金は9602億ウォンだった。6億ドルよりはるかに多い約8億6000万ドルだ。それだけではない。京畿道平沢(ピョンテク)のキャンプ・ハンフリーズを見てもトランプ大統領の誤解が表れている。「平沢ギャリソン(Garrison)」とも呼ばれるキャンプ・ハンフリーズは海外駐留米陸軍基地のうち最大規模だ。面積はソウル汝矣島(ヨイド)の5.5倍の1467万7000平方メートルで、基地の周囲は18.5キロ。