明洞の商売人30人に29人「来年の最低賃金引き上げに対応できない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.27 10:11
クリスマスを控えた24日午前11時。記者はソウル中区明洞(ミョンドン)の真ん中ある日本式ラーメン店に入った。経営者のイさん(63)がエプロンをしながら昼食時間の客を迎える準備をしていた。出汁の肉をすくい出し、包丁を持って黙々と食材を切るイさんに「来年も最低賃金上がることを知っていますか」と尋ねた。
「人件費が毎年上がると聞きましたが…。今回はどれほど上がるのですか」。
来年度の最低賃金は8350ウォン(約830円)と伝えると、イさんはため息をついた。14年前にオープンしたラーメン店。商売がうまくいっていた当時は1階の7席、2階の30席が埋まった。イさんと職員2人、アルバイト2人が働いても人手が足りないほど忙しかった。しかしこの数年間は賃貸料が上昇し、商圏は沈滞した。そして今年の最低賃金が7530ウォンに急激に上がり、「直撃弾」を受けた。