韓経:【社説】特許出願も「コリアパッシング」…虚しい「知識強国」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.25 09:10
「主要グローバル企業が韓国特許市場に投じる予算が減少している」。オ・セジュン大韓弁理士会会長が海外企業が韓国で特許を出願しない「コリアパッシング」現象が表れていると伝えながら述べた言葉だ。オ会長は韓国経済新聞のインタビューで「国内の大企業の中でも海外だけで特許を出すケースがある」と伝えた。政府は「知識強国」を繰り返し叫んでいるが、現実はその反対に進んでいるということだ。
韓国がグローバル特許出願市場として魅力を失っているのは、特許庁に申請された特許件数にも表れている。2015年の21万3694件をピークに2016年は20万8830件、2017年には20万4774件に減少した。今年は20万件を下回ると予想されている。弁理士にとってお金になるという大企業の出願件数の減少傾向が目立つ。さらにグローバル企業までが韓国に配分した出願予算を中国など他のアジアの国に回し、韓国国内の特許市場は縮小している。