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<Mr.ミリタリー>霧の中の韓半島、北米「半分の非核化」の恐れ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.21 13:31
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今年、韓半島(朝鮮半島)情勢は大きく好転した。昨年は北朝鮮の水素弾核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射で戦争の危機までが浮上したが、今年は急旋回した。3回の南北首脳会談、史上初の米朝首脳会談など平和ムードが続いた。しかし米朝核交渉が難航し、不安定になっている。北朝鮮非核化と対北朝鮮制裁緩和をめぐる交渉が膠着状態だ。来年は北核問題解決の岐路を迎える。「機会の入り口」が閉鎖される可能性もある。韓半島平和環境構築の機会が霧の中に消えることもあるということだ。

◆来年の非核化見通し

 
韓半島の運命を握るのはやはり北朝鮮の非核化だ。この問題が解決するかどうかによって韓半島に平和が定着する可能性もあり、戦争の雰囲気が再浮上したり北朝鮮の核を頭に載せて暮らしたりする可能性もある。しかしどの方向に結論が出るかは予測不可能だ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立場でも、来年は体制の生存がかかる重要な年となる。北朝鮮はすでに2年間も経済制裁を受け、限界に直面している。金委員長が経済開発5カ年計画を成功させて体制を持続させるには、国際社会の対北朝鮮制裁解除と韓国の支援が必須となる。米国は民主党の下院掌握でトランプ大統領に対する牽制と批判がさらに強まる見通しだ。弾劾の負担まで抱えるトランプ大統領は2020年に大統領選挙を控えている。専門家は米大統領選挙日程をみると、北核交渉の限界時点を2020年1月までと判断している。

専門家が予想する来年の北核シナリオは大きく4つある。まずは北朝鮮の金委員長が電撃的に完全な非核化を受け入れるケースだ。国際社会の伝統的な非核化手続きは「申告→検証→廃棄」だ。しかし北朝鮮は米国との高官級会談を取り消し、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表とも会っていない。北朝鮮に不利な実務交渉を避けている。ここには北朝鮮が核能力を重大な軍事・外交資産と考えているうえ、核戦略上あいまい性も維持しなければいけないという認識が作用しているという。過去にも北朝鮮が核申告と検証に直面した際、主権に対する挑戦で見なして拒否したことで、7回も核交渉が決裂した。したがって金委員長が完全な非核化を電撃的に受け入れる可能性は高くないとみられる。

2つ目のシナリオは、米国が軍事的に北朝鮮にまた圧力を加え、北朝鮮が挑発し、交渉が破局に向かう状況だ。申範チョル(シン・ボムチョル)センター長は来年6、7月まで実質的な非核化交渉がなければ、トランプ米大統領が強硬策を選択する可能性もあると予想した。例えばトランプ大統領が来年8月に予定された乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)韓米連合演習をカードとして取り出す。この時、不利になった北朝鮮がミサイル発射や核実験など高強度挑発で対応したり、交渉破棄を宣言する可能性もある。問題は北朝鮮がこの1年間に相当な数の核兵器を生産し、保有している点だ。このため米国としては北核によって数十万-数百万人の人命被害を招く軍事オプションを選択するのが難しいと指摘されている。北朝鮮も指導部が完全に除去される極端な選択は避けるはずだ。このため米国、北朝鮮ともに破局は望まないとみられる。

3つ目は、トランプ大統領と金委員長が原則的に合意するが、完全な非核化には達しないケースだ。「半分の非核化」合意だ。米国は北朝鮮が非核化するまでは制裁を解除しないという基本立場を維持している。しかし弾劾と大統領選挙をめぐる圧力の中で成果を出さなければいけないという焦りからトランプ大統領が制裁緩和カードを取り出すかもしれないという声もある。ビーガン代表は一昨日の訪韓直後、「人道的支援目的の北朝鮮旅行を認めることを検討する」と述べた。また、トランプ大統領が米国に直接的な脅威となる北朝鮮のICBMだけを除去し、現水準で北核を凍結することで満足する可能性も排除できないという。この場合、北朝鮮は韓国と日本を脅かす中・短距離核兵器が事実上認められ、核国家として残る。専門家はこのようになる可能性が高いとみている。金委員長は来年、トランプ大統領との2回目の首脳会談を通じて、非核化実務協議を無視したビッグディール(big deal)を狙うことも考えられる。

最後のシナリオは今年下半期のような膠着状態が来年も続くケースだ。トランプ大統領と金委員長が忍耐を持ってお互い最大利益点を模索しているが、接点を見いだせない状況だ。ここには米民主党が巻き返した政治構造が大きな役割をする見通しだ。米議会は来年初めから国務省が推進する北核交渉の経過について詳細に報告を受ける。その過程でトランプ大統領と金委員長の「半分の非核化」ビッグディールの動きを強く牽制するということだ。北朝鮮は老練なビーガン代表と実務者会談を始めることを望まないが、民主党は実務者会談による北朝鮮の意味のある非核化措置なしには対北朝鮮制裁を緩和しない見通しだ。いずれにしても来年初めに金委員長が「新年の辞」でまず意思を表明すると予想される。韓国の政治事情も容易ではない。文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する国政支持度が40%半ばに落ちたうえ、野党との「協治」も見られない。こうした状況で文大統領が来年も強力な対北朝鮮和解・支援政策を進められるかは疑問だ。


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