【社説】1万ウォンのガス警報機もなかった韓国高校生惨事の現場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.20 14:20
子どもを持つ他の親でさえ涙が出てくるのに、昨日まで元気だった息子をあの世に送ることになった親の心情はさぞかし辛いことだろう。火災で、船の事故で、産業災害で、一日にして家族を失う惨事が絶えない。政府はやれ点検だ、やれ全数調査だなどと騒ぎ立てているが、後の祭りであるうえに「事後の無駄な努力」までいい加減で全く頼りにならない。
1カ月前に大学修学能力試験を終えた高校3年生10人が江原道江陵(カンウォンド・カンヌン)に「友情旅行」を行き、意識を失った状態で発見された。このうち3人は亡くなり、2人は自分で呼吸ができない状態だ。ペンションのボイラーから出た一酸化炭素が煙筒を伝って外に排出されずに室内にこもってしまったのが事故原因である可能性が高い。ボイラーと煙筒が正常に連結されていなかった。