ビーガン氏「人道的支援に影響ないように…米国人の北朝鮮旅行禁止の緩和を検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.20 09:33
スティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮特別代表が19日、北朝鮮に対する人道的支援団体を口にして「米国国民の北朝鮮旅行禁止措置を緩和する方向で見直す」と話した。
この日、韓米ワーキンググループ会議などのために仁川(インチョン)国際空港に入国したビーガン代表は「来年初め、米国の(対北朝鮮)支援団体と適切な支援を確かに保障できる方法を協議するだろう。特に、今冬(の北朝鮮に対する支援)において」と時点まで特定した。彼は「(米国政府は)昨年から米国国民の北朝鮮旅行を厳格に禁止しているが、このような制限が人道支援物資の伝達に影響を与え得る」と話した。米国の北朝鮮への人道的支援団体の活動制限を緩和するという意味で、北朝鮮当局に向かって交渉テーブルに出てほしいとのメッセージを送ったものと解釈される。
ビーガン代表は今まで空港に入国する際、挨拶程度にとどめていた慣例を破ってあらかじめ準備してきたメッセージを記者の前で読んだ。同時に、「マイク・ポンペオ国務長官からこのような指示を受けた」とも述べた。米国政府が米朝間膠着状況を打開しようと決心して出したメッセージということだ。8月に任命されたビーガン代表は今まで北朝鮮と交渉したことも、カウントパートである崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官に会ったこともない。夏以来北朝鮮が実務交渉をずっと拒否しているからだ。