【噴水台】フォトライン暴力=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.10 15:07
「面目ありません」。故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は烽下(ポンハ)村でこのように心境を表現してバスに乗り込んだ。4時間後、ソウル大検察庁に到着してバスから降りてフォトラインの前に立った盧元大統領にある記者が尋ねた。「なぜ面目ないと言ったのですか」。盧元大統領はしばらく沈黙した後、短く答えた。「面目ないことです」。2009年4月30日、その姿がテレビで全国に生中継された。
この記者が意図しようがしまいが「なぜ面目ないと言ったのですか」という質問には、容疑〔朴淵次(パク・ヨンチャ))氏の贈収賄〕を認めたため恥ずかしかったのではないかという追及のニュアンスが込められていた。残忍な攻撃だと見えかねない場面だった。23日後、盧元大統領は悲劇的に生涯を終え、その質問を投じた記者はしばらく苦しい毎日を送った。