瓦解危機のWTO体制、韓国が改革を主導しよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.10 13:38
今年最後の月をなんとかうれしい便りで始めることができた。先月30日から2日間、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に出席した首脳たちは「世界貿易機関(WTO)改革(reform)」を推進することで意見が一致した。さらに次の首脳会議でその「進展事項を検討」することで合意した。主要国首脳間での国際会議でWTO改革について公式に言及されたのは初めてだ。重要な進展だ。2018年保護貿易主義の洪水で瀕死状態に処したWTO体制を再生させるための最後の試みだ。
もちろん究極的には164カ国のWTO加盟国の意思決定が必要だ。しかし、これら20カ国は世界交易量の75%を占める核心主導層だ。彼らの間の合意はすでにかなりの推進力を確保しているという意味だ。急流に乗る勢いだ。